3Dプリンタではできない!
切削加工こだわりの理由
三次元化が進んでいる現代ですが図面の解読力を強化し、寸法公差・幾何公差などから設計意図を読み解き、製品の肝がどこにありどのように使用されるかを考え、その 製品に最適な加工方法の選択・工程設定が必要です。近年、3Dプリンタを使った樹脂製品の試作が増えていますが、弊社では「切削加工」の強みを生かし、高品質・高精度な試作モデルをご提供しています。
- 理由1:
- 高品質・高精度
- 切削と3Dプリンタを比べた際、切削のほうが寸法精度が優れているため。
- 切削ではより高精度な面粗さの製品を提供できるため。 *Rz3.2以下の再現可能
- 理由2:
- 形状の再現だけでなく、機能性も付加
- 切削では対応材質が3Dプリンタと比べより成形時に近い材質の製品が提供できるため。
- 対応材質が成形時に近いため、強度や耐熱温度などの機械特性の高い製品が提供できるため。
- 切削品は機密性に優れており、液体を貯める、流すなどの試験にも使用する事ができるため。
- 理由3:
- お客様のご要望にあわせた柔軟な対応が可能
- 3Dプリンタと比べ切削のほうが加工時間が短く、よりハイボリュームな仕事量に対応できるため。
- 追加工や改造など、既存の製品に対しても切削加工で対応できるため。
ガラス繊維入り樹脂の加工
自動車産業の機構部品としてよく用いられるガラス繊維入りの樹脂。(PBT-GF30% やPA66-GF30%、PPS-GF40% など) この樹脂を切削するにあたり当社では日々研究を行っております。特に「反り」に関しては研究を重ねており、形状・反り方向などを事前に分析し、反りの影響を最小限に抑えた加工法を実現しております。品質保証面においても三次元測定機や最新のハイブリッド形状・粗さ測定器などを駆使し、より高精度な部品をご提供しております。
多面加工・複雑形状加工
5 軸加工機で多面加工を行うため、工程替え発生時の寸法誤差を低減しています。また、不要な治具費用や段取費用を削減することによりコストダウンを実現しています。複雑形状加工はお客様に加工の際のR 残りや加工方法の説明などを含め、事前に資料を提出し、仕様上必要とされる形状などを確認してから加工を推進しているため、QC のバランスの取れた製品を納品させていただきます。
梅原モデルの「試作」が
使われているフィールド
アミューズメント
国内産業においてアミューズメント分野は非常に大きな市場になっております。当社ではこのアミューズメント産業の試作品においても強力なサポート力をもっております。この分野において短納期は大きなテーマのひとつだと思いますが、当社ではお客様の試作品発注の手間を出来るだけ省いて頂くため、樹脂部品・二次加工・板金部品・金属ピン・バネ加工などトータルでのサポートをさせて頂いております。これには試作発注時の手間が省かれるだけ無く、データ干渉・製品勘合など納品後に発覚する問題を事前に 解消できるといったメリットもあります。二次加工においては、マスキング塗装・フィギュア塗装・真空蒸着メッキ・電解メッキ・レーザー剥離など量産同様の二次加工が再現できます。
自動車
日本製造業の主力である自動車産業に対しても、当社は開発段階の試作に長年携わっています。 バンパーやドアなどの外装やハンドルなどの内装の試作品、検証モデルから機構部品まで幅広く対応実績があります。特に寸法精度0.02 ミリ程度のガラス入り樹脂の加工に特化しています。お客様との綿密な打合せを行い、製作する部品の精度・数量を考慮しコストダウンのための工程設定を提案します。大手自動車メーカー様、Tire1 メーカー様の社内展示会において、当社のVA/VE 提案は大変ご好評いただいております。
家電・OA機器
当社の技術力は家電やOA機器部品の制作においても評価をいただいております。図面ない状態からでも、お打合せに基づき、穴径や取り付けピッチなど必要な寸法精度を保証。常に高精度な寸法精度を実現します。当社では意匠として塗装、メッキなどの2次加工まで対応可能です。また他業界向け製品も含めた多くのワーキングモデル製作実績を生かし、デザインモデルとワーキングモデルを融合した試作が可能です。